2017年6月29日
外来種
最近のニュースで、「ヒアリ」という猛毒を持つアリが神戸港で発見されたというニュースがありました。
アゴでかみつき、お尻の毒針で何度も刺すそうで、アメリカでは一年に300人くらいがキアリに刺されて亡くなっているそうです。
もともと日本にはいないアリですが、木材などを海外から運んでくる貨物船などで一緒に運ばれてくることがあるようです。
検疫という制度があり、生き物(植物を含む)は厳重にチェックされているので、簡単には侵入できないように考えられてはいるのですが、時々その隙間をすり抜けてしまうことがあるのです。
1995年に、やはり日本にはいなかったセアカゴケグモという毒グモが神戸港で発見され、現在は少ないながら関東でも見つかっています。
どんなに厳しいチェックを行なっても、海外から入り込んできてしまうのは仕方がないかもしれません。
ブラックバスやブルーギル、セイヨウタンポポ、シロツメクサなど、いろいろな外来種が日本に入ってきています。以前は、食糧不足の解消のためや、家畜のえさとして、いろいろな外来種を輸入して積極的に放していたこともありました。
多くの外来種は日本固有種(昔から日本に生息していた種類)に比べると生命力や繁殖力が強い種類が多いようです。そのため、日本固有種が生きる場所を失ってしまい、絶滅に追い込まれている場合もあります。
同じ生き物ですが、日本固有種が減っていくのは悲しいと思います。
今日のニュースでヒアリが名古屋港でも発見されたとのニュースがありました。
アフリカにいる軍隊アリが日本に入ってきたら…恐ろしいなあ